2015年1月3日土曜日

Pacific Rim - Guillermo del Toro (2013)

 今朝の新聞で菊地凛子と染谷将太の結婚が報じられていたのでこの映画を思い出しました。メキシコ出身のオタク監督による怪獣映画の快作です。
 太平洋から出現した怪獣が環太平洋諸国(Pacific Rim)を次々に襲います。怪獣に対抗するために造られた巨大ロボット「イェーガー」の操縦者の一人マコを演じたのが菊地凛子でした。ちなみに彼女の子ども時代の役で芦田愛菜ちゃんがハリウッドデビューして話題になりましたね。
 "Transformers"の第一作(2007)を見た時、最新のCGで表現されたスピーディーな変身とめまぐるしく変わるカメラワークに目の回る思いをしました。日本の変身ものや怪獣映画に特徴的な、全ての過程を丁寧に見せて最後に見得を切る変身シーンや、「プロレス」と皮肉られる戦いの様式美などは海外では受けないのかな、と残念に思っていたのですが、この作品では日本のセンスに近い怪獣映画が見られます。
 映画もさることながら、DVDでは監督本人による作品解説が感涙ものです。彼の怪獣愛が如何にこの作品に注入されたか、彼の熱い語りに作品以上に惹きつけられます。
 この映画を肴に、子供の頃に夢中になった怪獣の思い出話で盛り上がるのも楽しいかもしれませんね。