2010年12月25日土曜日

Christmas Collection: 20th Century Masters - JACKSON 5(2003)


 イブから一夜明けたクリスマスの朝、サンタさんのプレゼントは枕元にありましたか?
 クリスマス特集の最後は、「昨日の夜、ママがサンタにキスしてるのを見ちゃったよ!」(I Saw Mommy Kissing Santa Claus)というマイケルのコメントがかわいいJackson 5のクリスマスアルバムです(オリジナルの発表は1970年)。"サンタが町にやってくる"や"赤鼻のトナカイ"などどちらかというと子供向けの選曲で、しかも10歳そこそこのマイケルが歌っているというのに大人顔負けの歌いっぷりにびっくりします。
 ことしはマイケルが亡くなるという残念な年になってしまいました。このアルバムを聴くと、小さい頃からもう特別な存在だったんだなとしみじみ思います。

2010年12月24日金曜日

Christmas Through Your Eyes - Gloria Estefan(1993)


 私の一番好きなアルバムです。
 アルバムタイトル曲を除けばよく知ったクリスマスソングばかりですが、Miami Sound Machineの軽快なリズム&ホーンセクションや情緒豊かなオーケストレーションをバックにしっとりと歌い上げる彼女の歌声が素敵です。
 ノリノリのサンバカーニバルみたいな曲はありませんが、やっぱり聴いていてまぶたに浮かぶのはカリブの青い空。外は雪かもしれないけれど、そんなことが感じられない暖かい家の中で、キラキラと輝くクリスマス飾りに囲まれている雰囲気です。暖炉の前に座り込んで、少しロマンティックな気分にもなりそうな。
 ラテン系の人には敬虔なクリスチャンが多いと聞きます。彼女自身がどうなのかは知りませんが、クリスマスを単なる商業的な機会とは捉えずに、ちゃんと気持ちをこめてつくられている感じがします。
 マライヤよりもお勧めです。

Merry Christmas Have a Nice Life! - Cyndi Lauper(1998)


 元気いっぱいの不思議ちゃん、シンディーローパーの魅力全開のクリスマスアルバムです。全11曲中トラディショナルは4曲。それも「きよしこの夜」を除けば、ほかではあまりカバーされていない曲ばかりなので新鮮です。
 厳かに、しめやかに、そんな歌は一曲もありません。ジャケットイメージ通りの、明るく楽しくアットホームな一枚です。
 "Early Christmas Morning"には、上々颱風(Shang Shang Typhoon)が参加した賑やかなバージョンもありますが、このアルバムでは少年合唱団を加えて(少しだけ)落ち着いた雰囲気になっています。1歳の長男のかわいい声が入った曲もあって、子供の頃の楽しかった(お酒の入らない)クリスマスパーティーが思い出されます。

Christmas Songs - Eddie Higgins Trio(2004)


 いよいよ今日はクリスマスイブ。パーティーで盛り上がるのか、大切な人と静かな時間を過ごすのか、あるいはサンタさんのプレゼントを楽しみにして早々にベッドにはいるのか。皆さんはどんなイブを過ごされるのでしょうか。
 今日の一枚はどんなクリスマスにもぴったり合いそうなピアノトリオです。コマーシャルなクリスマスソング中心のⅠと厳かな讃美歌中心のⅡがあります。AMAZONのリンクにジャケットイメージがないのが残念ですが、どちらも「しんしん」と降る雪の音が聞こえそうな静かな雪景色が描かれていて素敵です。
 JAZZファンはもちろん、いままでJAZZを聴いたことのない方にもお勧めです。

Christmas With the Puppini Sisters - Puppini Sisters(2010)


 マリリンモンローが"Boop Boop Bee Doop!"とセクシーな歌声を聞かせていた時代が懐かしいです。とは言っても、私がその映画(お熱いのがお好き(1959))を見たのは発表からずいぶん経ってからのことですけれど。
 あの頃のお気楽な感じを再現したレトロポップな女性コーラスグループです。最初に目にした時「ポンポンシスターズ」と間違って読んでしまったのですが、実際に聴いてみるとまさにそんな感じの、元気にはじける歌声にクリスマスの楽しい気分が盛り上がります。余計なことを考えたくない時にお勧めです。

2010年12月23日木曜日

a white album - akiko(2007)


 プロデューサーに小西康陽を迎えて、pizzicato fiveのJazz盤みたいに仕上がりました。おしゃれなクリスマスパーティーを盛り上げる楽しい一枚です。
 しっとりとしたジャジーなナンバーから、ノリノリのDJミックス、賑やかなホーンセクションやいかしたスカビートなどなど、おもちゃ箱をひっくり返したような内容ですが、うまくまとまっているのはプロデューサーの手腕と彼女の歌唱力のたまものでしょうか。
 ジャケットワークもイイ感じ。
 季節限定の一発ものだったようで、すでに廃盤になっているのが惜しいアルバムです。

2010年12月22日水曜日

A Winter Shmphony - Sarah Brightman(2008)


 ガチャガチャとしたロックやポップスのクリスマスアルバムは苦手という方も、彼女の歌なら満足して聴けるのではないでしょうか。ABBA、Neil Diamond、Greg Lakeなどなどポップな曲からバッハの"Ave Maria"まで、透き通るようなソプラノが聖夜の空に心地よく響きます。
 どの曲もクラシカルに編曲されていますが、逆にクラッシックが苦手というポップス派にも楽しめるアレンジになっています。中程に挟まれた"I Wish It Could Be Christmas Everyday"は、ちょっとはしゃぎすぎという気がしないでもないですが…。
 歌よりも彼女の美貌を前面に出したマーケティングがちょっと鼻につきますが、内容はしっかりとした実力派です。Mariah Careyと併せて聴くと、バランスが良いかもしれません。

2010年12月21日火曜日

Platinum Christmas - Various Artists(2000)


 オムニバスアルバムの良いところは、単独では絶対買う(聴く)ことのないアーティストの曲が手にはいること。そして、それが当たりだったりすると結構うれしいものです。
 このアルバムでは、Britney Spears、Backstreet Boys、TLC、Monicaなど90年代のアーティストたちが聞き所です。トリをとるWhitney Houstonもかすむその若々しさがいいですね。Santanaが参加しているのはご愛敬かな?
 こういう企画ものは生ものなので、次のクリスマスシーズンにはもう手に入らないということがよくあります。このアルバムも残念ながら今は廃盤。収録されている中には現在はなりを潜めてしまった人たちもいますが、「こんな人たちもいたな」という思い出も含めて、今でもよく聴くアルバムです。

2010年12月20日月曜日

A Very Special Christmas - Various Artists(1987)


 80年代にRock、Popsをよく聴いていた人なら感涙ものの豪華メンバーが集まったオムニバスアルバム。「クリスマス・エイド」の名前でシリーズ化されていますが、"Do They Know It's Christmas?"を歌ったチャリティ・プロジェクトBand Aidとは関係ありません。
 個人的にはEurythmicsの"Winter Wonderland"が気に入っていますが、ほかにもRun DMC、U2、Bon Jovi、Stevie Nicks、…どの曲もアーティストの個性が光る名演で、いちいち名前を挙げていたらきりがありません。
 クリスマスシーズンでなくても、聴きたくなるアルバムです。

This Is The Season - Trijntje Oosterhuis(2010)


 やれやれ。今日のクリスマスパーティにはもう間に合わないな。このまま帰るのも何だから、ジャズバーで一杯やっていこうかな。
 そんなに大きくない店の奥で、ベテランの女性シンガーがクリスマスソングを歌っています。オンザロックを飲みながら、カウンターに片肘をついて、少しハスキーなその歌声に耳を傾けます。伴奏はギターが一本だけ。その控えめな演奏が彼女の歌をいっそう引き立てます。
 そんな感じのアルバムです。
 選曲が素晴らしい。世界の平和と恋人たちの歌。「私たちが愛し合って、みんなも愛し合って、そして世界に平和が訪れますように」というメッセージを繰り返し歌っています。大切な人のことを思って、心がしみじみとしてきます。
 やっぱり家に帰ろう。

2010年12月19日日曜日

inner Resort ~ A CHIRISTMAS CHILLOUT - Various Artists(2004)


 今日は踊り疲れたね。もう夜も更けてきたし、キリキリッと冷えたフローズン・ダイキリでも飲みながら、ちょっと休憩したい感じだよね。お酒と音楽に酔って頭も体もユラユラしているけど、音楽を切り替えて少し冷まそうよ。ジャケットを脱いで、胸元をゆるめて…。
 キミも脱がない?
 という感じのアルバムです。
 真夜中に、あまり健全ではない状態(?)で聴くと良いかもしれません。
 ジャケットのイメージは、朝方、仕事を終えて帰って行くサンタクロース。そんな景色が見られるまで遊びたい。もう若くはないのに、そう思うことが時々あります。

8 Days of Christmas - Destiny's Child(2001)


 オリジナルの4曲はもちろん、トラディショナルな曲もデスチャ独自のアレンジがされていて、オリジナル盤かと思わせる仕上がりです。ダンサブルな1曲目のタイトルチューンからググッと彼女たちの世界に引き込まれます。
 3人の見事なコーラスもそれぞれのソロも聴き応え十分。昔、ウーピー・ゴールドバーグ主演の「天使にラブ・ソングを…」(1992)という映画がありましたが、それを今リメイクして「天使にクリスマス・ソングを…」とするなら、サウンドトラックにこのアルバムを使ったらおもしろいだろうな(修道士姿のビヨンセを想像するのは難しいですけど…)。そんな感じの、ポップでもあり敬虔な雰囲気も併せ持った一枚。
 クールです。

The Christmas Album - The Manhattan Transfer(1992)


 この時期になるとあちこちのホテルで催されるディナーショー。私は行ったことがありませんが、どんな感じなんでしょうか。綺麗な服に着飾って、ゴージャスな料理を食べながら、こんな音楽を聴くのでしょうか。
 そんなことを思わせるアルバムです。
 ビックバンドをバックにした華やかな曲から、しっとりと聞かせる美しいハーモニーまで、ジャジーなクリスマスナンバーが詰まっています。
 ディナーショーには行けなくても、夕食の席にいつもは掛けないテーブルクロスを敷いて、このCDをかければ気分が盛り上がること間違いなし。少し高めのワインも開けちゃいましょうか。
 2004年には全編アカペラの"An Acapella Christmas"もリリースされていますが、こっちの方がマントラらしい感じがします。

2010年12月16日木曜日

Boas Festas - Ono Lisa(2000)


 今日のパーティは夜の6時からです。早く来すぎたお客様は、ソファーにくつろいで、この曲を聴きながらお待ちください。
 そんな感じのアルバムです。よくわからない?まぁ、聴いてみてください。
 ボサノバの人気は相変わらず高いですね。企画もののクリスマスアルバムにもボサノバアレンジのものがたくさんあります。アコースティックな和み系や、エレクトリックなパーティミックスなど、趣もいろいろ。中でも一番は、やはりこの一枚でしょう。
 小野リサはブラジルと日本の両方の心を知るアーティストとして、我々の琴線に触れるボサノバを歌ってきました。このアルバムも、日本のクリスマス風景に似合った感じに仕上がっていますね。安心して聞ける一枚です。
 それにしてもこのジャケットは味気ないですね。私の持っている盤では、窓から見える雪景色をバックに、プレゼントに囲まれてギターを持った彼女が微笑んでいます。なんで変えたのかな?

A Sunflower at Christmas - Pearlfishers(2004)


 基本的に、私は本やCDを買う時はネットではなく店舗に足を運び、平積みから買います。つまり、「新しい」か「お勧め」のなかからいわゆる「ジャケ買い」をするわけです。ジャケット(本なら装丁)の趣味が合えば、たいてい中身も外れがありません。
 それで、Pearlfishersです。輸入盤なので解説はなく、ネットにもあまり情報がないのでどういう人たちなのかわかりませんが、この子供がかわいいでしょ。今はなき渋谷のHMVの店頭で見つけて飛びつきました。グラスゴー(スコットランド)のポップスグループだそうです。
 アルバムタイトル曲の一部に挿入された"Away In A Manger"を除いて全曲オリジナルですから、あまりクリスマスアルバムという感じがしないかもしれません。でも、よく聴いていると、雪に埋もれたスコットランドのクリスマス風景が見えてくるような気がします。
 ジャケット写真通り、ちょっとひねった、でも趣味の良い感じにまとまった好盤です。

2010年12月14日火曜日

Hymns, Carols and Songs About Snow - Tuck Andress(1991)

 もうみんな寝た?
 じゃぁ、今晩はこのアルバムを聴こうかな。
 ギター一本で叙情豊かに奏でられるクリスマスの名曲の数々。我が家に暖炉はありませんが、暖炉にくべた薪のはぜる音を聞きながら照明を落とした部屋でココアを飲んでいるような、そんな心安らかで暖かい気分になれる一枚です。
 静かですが、時折混じるアップテンポな曲がアクセントになって飽きることがありません。讃美歌(Hymns)、祝歌(Carols)、クリスマスソング(Songs About Snow)が、それぞれの味わいを生かして見事に弾き分けられていることに感激します。
 この一枚に出会えたことを神に感謝したくなるような名演です。

2010年12月13日月曜日

Merry Christmas - Mariah Carey(1994)


 マライア・キャリーの頭文字M・Cにかけて"Merry Christmas"。その名の通り、彼女の代表作ともいえる一枚になりました。と同時に、近年のクリスマスアルバムを代表する一枚でもあります。今年、続編の"Merry Christmas II You"が発表されましたが、その完成度では第一作の足元にも及びません。
 圧倒的な歌唱力で歌い上げる荘厳な讃美歌の数々に、絶妙のバランスで挿入されるオリジナル曲。最初から最後まで、とても「ながら」では聴けないほどに聴くものを虜にして離しません。
 正直言って、聴くことにエネルギーのいるアルバムです。私には、体調の良い時しか聴くことができません。このアルバムを聴かずに越した年も何回かありました。
 必聴です。

A Santa Cause: It's A Punk Rock Christmas - Various Artists(2003)


 世の中のいろいろな事柄に対して、「くだらねぇ」とか「クソ野郎」なんて毒づいていそうなパンクロッカーたち(偏見ですか、すみません)が集まって録音したクリスマスアルバムです。売り上げの一部は、エリザベス・グレイザー小児エイズ基金(The Elizabeth Glaser Pediatric AIDS Foundation)に寄付されるそうで、「悪ガキたちもなかなかやるじゃん」って感じです。
 正直言って、誰一人として私が知っているアーチストはいませんでした。クリスマスアルバムでなかったら、一生出会うことのなかっただろう人たちばかりです。でも、聴いてみるとそんなに悪くありません。昔々のロック魂が甦ってくる感じ。想像を超えたアレンジのトラディショナルに、オリジナルの曲も数多く含まれているので、サンタクロースの描かれたCDジャケットをそばに置いていないと何を聴いているのか忘れそうになります。
 "Christmas Night Of Zombies"(MxPx)なんていういかにもな曲や、縦ノリが気持ちいい"I Won't Be Home For Christmas"(Blink-182)等々、不景気をぶっ飛ばしたい夜にはうってつけの一枚です。

Winter Songs - Anuna(2005)


 大晦日のNHK、紅白歌合戦のお祭り騒ぎの後に訪れる「ゆく年くる年」の静けさが好きです。
 画面には大勢の人が映っているのに、誰の声も聞こえない不思議な静寂の中、除夜の鐘を聴きながら一年の来し方を振り返ります。
 アイルランドのコーラス・グループAnunaのクリスマスアルバムを聴いていると、なぜかその「ゆく年くる年」の映像が頭の中に浮かんできます。「癒し」という言葉で安直に括りたくない、透明感のある美しい歌声は、讃美歌を清らかに歌い上げる聖歌隊とも、クラシックの合唱団とも違う、聖夜を飾る星空から降りそそぐ光のような不思議な魅力を感じさせてくれます。
 「年末は第九」と決めているあなたにお勧めしたい。12月31日23時45分になったら、このアルバムを聴いてみてください。

2010年12月12日日曜日

Merry Axemas vol.2 (more guitars for Christmas) - Various Artists(1998)


 最近はどうかわかりませんが、昔のロックギタリストたちはよくギターを壊しました。Paul Simononがベースギターを叩き壊している"London Calling"(The Clash)のジャケット写真は印象的でしたね。そのイメージとあの形から、エレキギターをAxe(斧)と言うことがあります。"Merry Axemas"は、そんなロックギタリストたちが競演する、Steve Vaiプロデュースのクリスマスアルバムです。
 Jeff BeckやJoe Perryに布袋寅泰も加わったvol.1(A Guitar Christmas)と、Steve Lukather、Robin Trower、Al Di Meolaらのvol.2。どちらも名演揃いですが、私の好みはvol.2の方かな。それぞれのギタリストたちの持ち味を聞き比べてみるとおもしろいですよ。

2010年12月11日土曜日

The Christmas Album - David Foster(1993)


 10日に受賞者不在のまま開かれたノーベル平和賞の授賞式の模様がニュースになっていました。それに先立つ8日はJohn Lennonの命日。あちこちで"Imagine"を聞きましたが、この時期になると必ず流れる彼のクリスマスソング"Happy Xmas (War Is Over)"も平和を願う歌ですね。Band Aidによる"Do They Know It's Christmas?"など、クリスマスソングに世界平和を願う曲が多いのはクリスマスがイエス・キリスト生誕の日だからでしょうか。
 Natalie Coleが歌う"Grown-up Christmas List"も、「大人になってサンタさんにお願いするのは、自分自身のためではなく、世界のためのこと」という願い事のリストが歌詞に盛り込まれたすてきな曲です。作詞はLinda Thompson、作曲者のDavid FosterがVanessa WilliamsやCeline Dionらそうそうたるメンバーを集めてプロデュースしたクリスマスアルバムに収録されています。
 このアルバムは惜しくも廃盤になっているようですが、毎年企画されるコンピレーション盤のどれかで"Grown-up Christmas List"を聴くことができると思います。他のアーチストによるカバーもたくさんありますし。
 平和を願うクリスマスソングを聴きながら一年を振り返るのも良いのではないでしょうか。

2010年12月9日木曜日

Christmas Greetings - 鳥山雄司(2002)


 キリスト教徒ではない日本人が賛美歌を歌っても心がこもっている感じがしません。クリスマスにはまだ仕事は休みになっていないので遠くから帰って来る人を待つこともないし、宿り木の下でママがサンタにキスをしたりすることもないでしょう。
 というわけで、どうしても日本人アーチストがクリスマスアルバムを作るのは難しい感じがします。
 そんな中で、私が気に入っている数少ない日本人アーチストによるクリスマスアルバムがこれ。鳥山雄司は、世界遺産のテーマ"The Song of Life"で有名になりましたね。このアルバムでは葉加瀬太郎らと組んで、心休まるクリスマス曲を聴かせてくれます。
 しっとりと、時に軽快に奏でられる彼のギターが、静かな夜(Silent Night)のリラックスした雰囲気を上手に演出してくれます。
 夜11時過ぎに聴くと良い眠りにつけそうですよ。

2010年12月8日水曜日

Cool Christmas (1993)


 12月になりました。色々あって間が開いてしまいましたが、今月はクリスマスアルバムを取り上げて行こうと思います。
(これまでにも、"December"(George Winston)、 "Maluhia"(Keali‘i Reichel)、 "Xmas! The Beatmas"(Rubber Band)が紹介済みでしたね。)

 このジャケット、天使がかわいいでしょ。それでジャケ買いしてしまいました。今は廃盤になっているのでしょうか、amazonでは新品の販売が見つかりません。
 「とりあえず“ホワイトクリスマス”でも歌っとけ」みたいなおざなりなコンピレーションではなく、個性的なアーチストたちが個性的なクリスマスソングを聞かせてくれます。初めて聞いたときは、知っている曲が1曲しかなくて「これがクリスマスアルバム?」と思ったぐらいです。
 私が好きな曲は「恋人が遠くへ行っちゃったよ」という"2000 Mile"(Pretenders)から、「はやく家に帰ってみんなに会いたいよ」"Driving Home For Christmas"(Chris Rea)、そして「クリスマスか、新年には帰ってきてくれよ」とDon Henleyが切々と歌う"Please Come Home For Christmas"(Eagles)までの2~4曲目。もちろんほかの曲も良い曲ばかりです。
 クリスマス以外の季節にも聞けるおススメの一枚です。