2014年12月25日木曜日

Acapella Christmas - The Manhattan Transfer (2004)

 今年のクリスマス特集はPENTATONIXのアカペラから始まったので、最後もアカペラで締めましょうか。
 10月に惜しくもリーダーのTim Hauserが亡くなったマントラの2枚目のクリスマスアルバム。J-I-N-G-L-E Bell と綴りをばらした"Jingle Bells"から始まるスインギーな歌声が素敵です。
 彼らのキャリアの中で初めてになる全曲アカペラだけのアルバムです。発表当時で、すでに結成30年を越えていて、いぶし銀の味わいある歌声を聞かせてくれます。
 彼らの子どもたちをゲスト・ボーカルに迎えた曲もあって、ジャケット裏の写真では、子どもたちに囲まれてにこやかにくつろいだ彼らの姿にほっこりさせられます。
 もう彼らのコーラスは聴けないんですね。残念です。

2014年12月24日水曜日

A Mary Christmas - Mary J. Blige (2013)

 昨日が赤だったので今日は白。サンタの衣装に合わせてジャケットを選んでみました。
 オリジナル曲無し、全曲カバーのクリスマスアルバムです。選曲も直球勝負。礼拝の後のクリスマス祝会で歌っても良さそうな古典ばかりですが、どれもみな彼女らしいアレンジでカバーであることを忘れそうになりました。“Queen of Hip-Hop Soul”の名に相応しい貫禄ある歌声に魅せられます。
 "Come on base"と言う彼女の仕切りで始まる"Rudolph, The Red-Nosed Reindeer"はかっこよくて痺れます。Kelly Clarksonのアルバムでもそうでしたが、Rudolphはキラーキャラかもしれませんね。
 今日はクリスマスイブですね。Have a Merry Christmas !

2014年12月23日火曜日

Wrapped in Red - Kelly Clarkson (2013)

 アメリカの人気オーディション番組「American Idol」の初代チャンピオンKelly Clarksonのクリスマスアルバムです。
 「アイドル」と銘打った番組出身ですが、その域をとっくに超えた圧倒的な歌唱力で聴かせてくれます。 Mariah Careyのクリスマスアルバムを彷彿とさせる雰囲気もありますが、よりポップな仕上がりになりました。
 "Run Run Rudolph"ではBruce Springsteenばりの熱唱で、ちょっと意外な一面も見せてくれます。
 みんなでにぎやかに楽しむパーティーのBGMにピッタリ。でもBGMとして聴くにはもったいない。そんな素敵なアルバムです。

2014年12月21日日曜日

Christmas - Michael Bublé (2011)

 昨日紹介したDiana Krallとパーティーで一緒だったのは誰だろう、と思ったらこの人の顔が浮かびました。年下ではありますが、同じカナダ出身の色男です。
 プレゼントを後ろ手に持って、人待ち顔なジャケット写真。あぁ、いい男だなぁ、って思いませんか?ルックスだけでなく、若い頃のシナトラを彷彿とさせるイイ声でも女心を(男心も)くすぐります。
  Bing CrosbyやFrank Sinatraを継ぐ、正統派クリスマスアルバムという雰囲気に仕上がっています。
 NHKの朝ドラの影響で、ウィスキーを飲む若い人が増えているのだとか。オンザロックを飲みながら聴くには、絶好の一枚ですね。

2014年12月20日土曜日

Christmas Songs - Diana Krall (2005)

 あぁ、クリスマスパーティーで飲み過ぎちゃったわね。
 そんな感じでしどけなく椅子にもたれている写真が気になります。
 あんた、ナニ見てんのよ、とでも言いたそうな感じでこちらを睨んでいますが、ニコニコ笑っていないところがそのままアルバムの雰囲気も伝えている、とも言えるかもしれません。楽しいクリスマスパーティーよりは、二人だけの大切な夜にぴったりのアルバムです。
 オーソドックスなジャズスタイルで、時にビックバンドを率いて、素敵なピアノと深みのある歌声を聞かせてくれます。オーソドックスな選曲で、ある意味物足りないと思う方もいるかもしれませんが、安心して聴ける定番の一枚かなと言う気もします。
 クリスマス前の週末と飛び石連休、日中はパーティーやプレゼント探しに忙しく過ごしても、夜は彼女の歌をBGMにしっぽりとしたいですね。

2014年12月18日木曜日

Stars Come Out for Christmas - Various Artists (1991)

 ウェストコーストのいわゆるAOR系と言われていた人たちを集めたオムニバスアルバムです。オリジナルはI、IIの2バージョンがリリースされましたが、日本版では両方を足して2で割ったダイジェスト編集盤としてリリースされました。
 もちろん(というのも変ですが)今は廃盤ですが、MP3ダウンロードでオリジナル盤が購入できます。
 Commodores、Little River Band、Stephen Bishop、Karia Bonoffなど、懐かしい名前が目白押しで、レンタルショップでこのアルバムの日本版を見つけた時は、ハレルヤ、ハレルヤと叫びたくなってしまいました。全体に優しい雰囲気の、心温まる素敵な演奏が収められています。
 懐メロというと演歌みたいですが、わたしにはこの時代のウェストコーストサウンドがとても懐かしいです。
 Don McLeanが唄う赤鼻のトナカイは、心なしか彼の代表曲"American Pie"に似ている気がしてニヤニヤしてしまいました。

2014年12月15日月曜日

Four Hands & a Heart Christmas - Larry Carlton (2014)

 先日、念願のChristmas At My Houseを手に入れたばかりのLarry Carltonが新作を出しました。衝動的にAmazonでぽちっとしてしまいましたが、なんと出荷はクリスマス後だとか。とりあえず試聴の感想です。タワレコとかの実店舗に買いに行けば手に入るんですけどね。
 前作のファミリーな感じとは打って変わって、今回はJazzyで大人の雰囲気。家族が寝静まった後、深夜のソファーに独り沈み込んで、ブランデーかウィスキーのオンザロックかそんな濃いめのお酒を舐めながらギターをつま弾いている。そんな感じのクリスマスアルバムです。
 アコースティックとエレキの多重録音。タイトルにあるとおり4本の手だけで演奏される名演にしびれます。
 早く届かないかな。

2014年12月11日木曜日

Wonderful Christmas - Various Artists (2004)

 AMAZONで商品を検索すると、それがどれぐらい人気のものなのかランキングが表示されます。今日(2014/12/11)現在、このCDのランキングは以下の通り。
 58位 ─ 音楽 > ソウル・R&B (719日間100位以内
 94位 ─ 音楽 > ポップス (445日間100位以内
 98位 ─ 音楽 > ジャズ・フュージョン (577日間100位以内
 すでに廃盤になっているのにこの人気は驚きです。
 わたしはたまたま店頭で見て、毛糸編みの温かそうなデザインが気に入ってジャケ買いしたのですが、ネットで買う人たちは何か目的があって検索した結果、これが引っかかって購入するわけですよね。しかも廃盤ですから中古でも欲しいという魅力はなんでしょう。
 個人的には、John LennonとPaul McCartneyのクリスマスソングが一緒に収められていることと、ほかの盤ではなかなか見かけないBasiaの"Angels Blush"が聴けることが気に入っているのですが、ランキングで見る限り、この盤の魅力はそこではないようです。
 Gladys Knight & The Pipsの日本未発表曲"That Special Time Of Year"やCeline Dionの"Don't Save It All For Christmas Day"あたりが引っかかるのでしょうか。
 ガチャガチャとやかましい(良く言えば明るくて元気な)リズム重視の曲や、朗々と歌い上げる重々しい歌はなく、全体的に落ち着いた大人の雰囲気を感じさせるいい選曲だと思います。

2014年12月9日火曜日

Holiday - Earth Wind & Fire (2014)

 息子たちが見ている東京MXの「Disco Train」という番組を、時々、一緒に見ます(聞きます、かな)。最近、職場でもこの番組を見ている人がいることがわかりました。われわれの世代には、'70~'80年代中心の懐メロ選曲がうれしいです。
 番組の人気が海外にも伝わった(?)…はずはないと思いますが、Earth Wind & Fire(EWF)のホリデーアルバムが出ました。
 EWFのヒット曲と言えば"September"(11月)。それで次はクリスマスなのかなと思ったら、本当にSeptemberをベースにした"December"(12月)という曲が収録されていました。病気療養中のMaurice WhiteもSeptemberのオリジナル音源で参加しています。
 "Snow"という曲はなんと日本語。♪雪やこんこんアラレやこんこん~って、こんなファンキーな童謡聞いたことないぞ。
 誰が聞いてもEWFとわかる元気の出るクリスマスソングが満載です。Mauriceもこれを聴いて元気になって欲しいですね。

2014年12月2日火曜日

Christmas At My House - Larry Carlton (1989)

 廃盤になっていたアルバムを、やっと中古で手に入れました。
 中古でも新品並みの値段がします。なかなか出物がなくて、一時は万の値段が付いていたこともありました。
 鳥肌が立つような名演があるわけでもなく、オリジナル曲は1曲だけ。それも後々繰り返しカバーされるような名曲というわけでもありません。でも、廃盤にするには惜しいアルバムです。
 20年以上前の録音なのに全然古くささを感じない、いつまでも繰り返し聞けるエバーグリーンな演奏を聴かせてくれます。
 何曲か入っているボーカル曲を歌っているMichele Pillar は、彼の奥様。アルバムジャケットの裏には、暖炉の前で家族とくつろぐLarryの写真が使われています。
 タイトル通り、わが家でくつろいで迎えるクリスマスにはぴったりのSmooth Jazzの名盤です。