2026年10月31日土曜日

家守綺譚 - 梨木香歩 / 近藤ようこ(2025)

 

しばらくBLOGを更新していないと思ったら、もう最終更新から8年経っていました。
最近、新しいものに興味がなくなって、古い音楽を聴き、古い本ばかり読み返しています。

なかでも梨木香歩の「家守綺譚」は再読率が高い作品です。
明治の終わりか大正と思われる時代に、河童や人魚が身の回りに当たり前にいる生活を送る小説家の日常が淡々と語られます。わたしが子どもの頃、同じような話を祖母から聞かされていた気がします。フィクションではなく本当にあった世界。
不思議な世界観なのに、ミステリーでもSFでもない極々普通な日常感が好きです。一話一話が短いのも助かります。

その作品が原作そのままに漫画になりました。作品の世界観を見事に描き切った近藤ようこの絵が素敵です。絵を見て「あぁ、こういうことだったのか」という発見があるのも楽しいです。

この漫画も繰り返し読むことになりそうです。

2018年12月25日火曜日

Happy Xmas - Eric Clapton (2018)


 今年はHoliday Album に恵まれなかった気がします。
 そんななか、一番の話題作は Clapton のこの一枚でしょうか。いたずら書きのようなジャケットの出来に反して、よく吟味されたアレンジで彼の本領を発揮した bluesy な内容になっています。
 でも、何か物足りません。
 というか、Clapton の Album としては良いのですが、Christmas の楽しさや幸せな感じが薄い気がするのです。
 ちょっと、残念な気がしました。

2017年12月23日土曜日

You Make It Feel Like Christmas - Gwen Stefani (2017)


 多分今年一番の話題作でしょう。
 スタンダードとオリジナルがそれぞれ6曲ずつ。スタンダードは選曲もアレンジもひねりがなくて凡庸かなと思いましたが、オリジナルはなかなか良いんじゃないですか?
 子供の頃に思い描いていたクリスマスと、大人になって過ごすクリスマスは、良くも悪くも違います。今はもうサンタさんよりあなた、こんな気持ちになるとは思わなかったな、そんな感じでしょうか。
 家でパーティーをするよりも、カーステレオでこのアルバムを聴きながら二人で賑やかなクリスマスの街を流したい。そんな気分の一枚です

2017年12月17日日曜日

A Very Kacey Christmas - Kacey Musgraves (2016)


 年をとると演歌が聴きたくなる、そんな年寄りにはなりたくありませんが、歌謡曲には少し傾く気持ちがあります。
 そんな耳には、ハワイアンやカントリーが心地よく聞こえます。
 Kacey Musgravesのクリスマスアルバムは、カントリー色は薄い気がしますが、昭和の時代の歌謡曲を聴くようなほのぼのとして優しい気持ちになれる一枚です。色数の少ないジャケットデザインも昭和初期のシングル盤みたいでしょ。
 そう思って聞いていたら、"Feliz Navidad"が「コモエスタ赤坂」に、"Mele Kalikimaka"が、曲名は思い浮かびませんが、ハワイアンテイストのムード歌謡のように思えてきました。
 三世代が集まる家族のクリスマスパーティーのBGMにオススメです。

2017年12月11日月曜日

Wonderland - Sarah Mclachlan (2016)


 今年はぼんやりとしていて、気がついたらもうアドベント(待降節)の第一週が終わってしまいました。遅ればせながら、恒例のHoliday Album特集です。
 昨年リリースのアルバムですが、購入した輸入盤が届いたのはクリスマス過ぎ。でも、たぶん、昨年入手したHoliday Albumの中では一番Heavy Rotationした一枚です。もちろん全曲クリスマスソングですが、季節をはずして聴いても違和感はありませんでした。
 居間のソファーでうたた寝をしている時に、優しく背中を撫でてくれるような、気持ちのよい歌声です。スローテンポな曲ばかりなのに退屈しないのは、アレンジがいいのですね。どれも彼女のオリジナル曲かと思うような仕上がりです。
 耳馴れた曲が続く中で異色なのはカナダの古い讃美歌"Huron Carol"。力強いドラムのリズムが印象的で、静かなのにドラマチックな不思議な雰囲気の曲です。