今は先日(10月19日)亡くなった小林信彦のオヨヨシリーズ第一作「オヨヨ島の冒険」を読んでいます。
本の扉に「パパやママが買ってくれる童話がさっぱり面白くないといって、拗ねている子供たちに― いつまで経っても<おとな>になりきれないパパやママに―」とあります。今はたぶんアニメがそういう人たちの欲求を満たしているのだと思いますが、昔はそういうものが少なかったですね。
表紙のイラストを見ただけでそれだとわかる楽しいお話です。オヨヨシリーズは最初はジュニア向けの朝日ソノラマから始まりましたが、後にミステリ・マガジンなどに発表先を移して大人向けになりました。
わたしは小学校の図書館でシャーロックホームズシリーズを読み始めて以来、推理小説やミステリーばかり読んできました。それがある時、人が死ぬことばかりが物語になっているのがいやになって、以降、一切そういう小説を読まなくなりました。たぶん、子どもが生まれて「命」をリアルに考えるようになったのがきっかけだったような気がします(Big Fishのところでも似たようなことを書きました)。
朝日ソノラマでは井上ひさしの「ブンとフン」(1970)も好きでした。

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