2016年12月6日火曜日

These Are Special Times - Céline Dion (1998)

 今年は、正月早々のDavid Bowie(1/10)に続いて、Glenn Frey(Eagles)(1/18)、Maurice White(EW&F)(2/3)、Keith Emerson(EL&P)(3/10)、Prince(4/21)、冨田勲(5/2)、Leon Russell(11/13)と、わたしたちの世代にとって青春の支えだったアーティストたちが相次いで亡くなり、記憶に残る年になりました。BeatlesのプロデューサーだったGeorge Martin(3/8)もそうでしたね。
 彼らの陰に隠れていましたが、Céline Dionもマネージャーだった夫(1/14)と兄(1/16)を亡くしました。彼女が家族との時間を大事にしたいと言って一時活動を休止する直前に出したクリスマスアルバムがこれです。 
 そう思って聞くと、アルバムタイトルもプレゼントを抱いた彼女のジャケット写真も、特別なものに見えてきますね。
 ディーヴァ(diva)という呼び名が流行り始めたのはいつ頃からだったでしょうか。今では「歌姫」と訳されて、少し歌がうまいぐらいの歌手でもディーバと呼ばれることがありますが、本来は圧倒的な歌唱力を持つオペラ歌手を讃えて言う言葉で、「神々しい」という意味もあるそうです。
 そういう意味でまさにディーヴァと呼ぶにふさわしい彼女が、遺憾なくその素晴らしい歌声を聞かせてくれる一枚です。荘厳に力強く、時にしっとりと歌う彼女からの、愛と幸せに満ちたクリスマスプレゼントです。 

2016年12月1日木曜日

Hooray for Christmas - Janet Seidel (2011)

 この時期になると財布と相談して誰のクリスマスアルバムを買うか迷います。毎年、たくさんのアーチストがそれぞれに趣向を凝らしたアルバムを発表しますが、すべてを集めるわけには行きません。
 というわけでこのアルバムは、何年も欲しいものリストにノミネートされながら、落選を続けています。ジャケットがカワイイでしょ。でも、歌声を聞くともうちょっと大人の雰囲気です。日本人受けするようにデザインを変えていますね。
 「ジャズシンガーがクリスマスの曲を歌ったら、こういう感じになるんだろうな。」と想像する、まさにそのものズバリな感じが気持ちいいのですが、そこがまた難点でもあるのです。
 つまり、当たり障りがなさ過ぎて、「欲しい。買いたい!」ってならずに何年も過ぎてしまいました。
 ことしも早々にリストから漏れたので、とうとうレンタルショップで借りてきました。
 案の定、そつなく気持ちいい歌声に魅せられて、何度も聞いています。オーストラリアの人ですが、White Christmasをフランス語で歌っていたりして、JAZZ=おしゃれと思っているリスナーの心をうまくつかんでいますね。
 買いたくないけれど、Heavy Rotationしてしまう、不思議な魅力のあるアルバムです。

2016年11月28日月曜日

Christmas In The Heart - Bob Dylan (2009)

 年末恒例のクリスマス特集です。
 今年のノーベル賞(文学賞)はボブ・ディラン、と聞いた時にはびっくりしました。音楽も文学なのか?と言う驚きもさることながら、そういう権威みたいなものから一番遠い存在みたいに勝手に思っていたので。
 その思いは世間一般の人も同じだったらしく、彼が受章を受諾するのか辞退するのか、けっこう話題になっていましたね。
 と言うわけで、彼のクリスマスアルバムからスタートです。
 わたしは初期のディランしか知らないので、クリスマスアルバムもノーベル賞同様ディランらしくないと思っていましたが、'80年前後にはゴスペルのアルバムを出していたりして、敬虔なキリスト教徒の顔も持っているんですね。
 オリジナル曲はなく、どれも馴染みのある曲ばかり。あのだみ声で歌われると、クリス・レアかルイ・アームストロングかななんて思ってしまいそうです。
 偏屈じいさんかと思いきや、意外と気さくな性格で、お酒を呑むとゴキゲンになって歌い出す。そういう人っていますよね。このアルバムのディランは、なんか、そんな雰囲気です。
 なかでも"Christmas Island"は、スパリゾートハワイアンズの舞台でフラダンサーに囲まれたお爺さんがニヤニヤしながら唄っているような感じで唖然としてしまいました。
 プロデューサーの名前がJack Frostだったので、クリスマスに掛けたしゃれかと思ったら、セルフプロデュースの時にディランが使う名前らしいです。本当はクリスマスが大好きなのかもね。

2016年4月5日火曜日

花は咲く~アニメスター・バージョン~ (NHK 不定期)

 震災からずっとNHKで放送されている「花は咲く」。有名人が歌ったり、一般の人たちが投稿したり、これまでさまざまなバージョンがありましたね。
 この春、遂にアニメスター・バージョンが出ました。
 番組の合間に挟まれて予告もなしに放送されるので、ある日突然、レオが走ってくるシーンから始まる映像を見た時にはびっくり。続けてちびまる子ちゃんとたまちゃんが手をつないで現れた時点で、もう泣きそうです。あとからあとからアニメの名場面が現れ、それがすべて歌詞とシンクロしているのです。
 僕たちはこうして昔から、アニメに励まされ、慰められ、導かれてきたんだなと改めて思います。震災に関係なく、普遍的なメッセージとして心に響きます。今までの誰が歌ったバージョンよりも感動しました。
 あわててデジタル番組表を探して次の放送を録画。何度も見返しています。

2015年12月24日木曜日

(There's No Place Like) Home for the Holidays - Carpenters (Christmas Portrait,1978)

 今日の仕事帰りの電車は混んでいましたね(the traffic is terrific)。
 若い人たちは街に繰り出して、おしゃれなレストランやホテルでクリスマスを過ごすのかと思っていたのですが、やっぱり多くの人は、クリスマスイブは家に帰ってチキンやケーキを食べようよ、と思うのでしょうか。
 クリスマスソングでも、"I'll Be Home For Christmas" "Home for Christmas" "Driving Home For Christmas" 等など、いろんな人がクリスマスには家に帰ろうよと歌っています。
 この歌はPerry Como(1954)のオリジナルで知られていますが、わたしの世代ではCarpentersの方がなじみ深いですね。カレンの温かみのある歌声を聞くと、あぁ家に帰りたい、家が一番だと思います。Carpentersは兄弟だから、家庭的な雰囲気がにじみ出てくるのかもしれません。
 もうすぐイブの夜も終わりです。みなさん、楽しい時を過ごせましたか?
 さて、そろそろ、明日の朝のプレゼントを楽しみにお布団にはいることにしましょうか。