2010年11月8日月曜日

Mapa - Uakti(1992)

 「ブッシュマン」という映画(The Gods Must Be Crazy(1981))で、アフリカ人の主人公は舌を鳴らすような音の混じる言葉(コイサン語)を話していました。今までに聞いたことがないばかりか、想像することも、真似することもできない不思議な言葉です。
 このアルバムを聴いた時、このコイサン語の語感を思い出しました。あの舌打ち音が聞こえるわけではありません。「今までに聞いたことがない」の度合いが、コイサン語と同じぐらいわたしの知識・経験からはずれていたのです。
 試聴できるサイトが見つからず、アルバムもほとんど廃盤になっているらしく、彼らの不思議なサウンドを言葉だけで伝えるのはとても難しいです。既製の楽器を使わない原始的な音楽は「○○のような」と例えることもできません。ジャケットには彼らお手製の楽器の図解が描かれていますが、どれがどの音を出しているのかは謎。全く説明になってませんね(苦笑)。
 アマゾンの密林の奥では、こんな音楽が流れているのでしょうか。そんな感じがする音楽です。

※ その後、MP3ダウンロードで試聴・購入できるようになったので、リンクを貼り替えました。

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