2014年3月4日火曜日

朝の周波数カード (TVK 毎朝 4:55~5:25)

 「ピー」という試験電波とカラーパターン。「朝の周波数カード」という番組名の通り、1日の始まりに流れる試験放送です。
 耳障りなピー音に耐えること1分、画面が多摩川や横浜港の映像に切り替わって、リラックスした音楽が流れてきます。映像は固定カメラのライブ中継。音楽はCD1枚分をなんの編集もなく流すだけ。30分番組なので、途中で切れるのもお構いなしです。しかも、曲紹介も何もありません。
 Smooth Jazzや軽めのポップスなど。街が起き出す前の時間帯の、ほとんど動きのない景色にぴったりと合った選曲が素敵です。
 だんだんに夜が明けていく様子をぼんやりと眺めながら心地よい音楽に耳を傾けていると、頭がスーッと空っぽになっていきます。朝の始まりの番組ですが、徹夜明けの、あーっ終わったぞー、という気分の時に最適な番組ですよ。

2014年3月2日日曜日

びじゅチューン! (NHK Eテレ 休止中)

 「美術」"tune"のタイトル通り、古今東西の美術品をテーマにしたオリジナルソングを紹介する5分番組。素人っぽい絵、シュールな歌詞、音痴すれすれの歌に「なんじゃこりゃ!?」と思いつつも、番組が終わった瞬間から鼻歌が止まりません。
 作品の制作が追いつかないのか、3本づつ2シーズンやったところで現在は休止中。タイトルバックにはまだ取りあげられていない作品(ムンクの「叫び」とか)がいくつも出ていたので、近いうちに再開されることを楽しみに待っています。
 見逃した方は、NHKのHP(http://www.nhk.or.jp/bijutsu/bijutune/)を是非チェックして下さい。6曲の動画がアップされています。
 ハマリます。

2014年2月27日木曜日

F.C.TOKYO魂! (東京MX 金曜日 22:00 ~ 22:30)

 いよいよJリーグ開幕ですね。試合の前日には、東京MXの「F.C.TOKYO魂!」を見て気分を盛り上げましょう。
 この番組のおもしろい所は、スポーツキャスターと女性が出演しないこと。男性タレント4人が、休み時間に教室の後ろに集まって無駄話をしている高校生のノリで番組を進行しています。
 出演者はもちろん、インタビューや番組企画でいじられる選手のキャラもおもしろくて、勝っても負けても、試合がなくても楽しい番組です。
 MXでF.C.TOKYO戦が中継される時には、この番組メンバーが出演して応援をします。自ら「偏った中継番組」という通り、対戦相手はほとんど無視。この時だけは女性アシスタントが付くのですが、番組の構成上敵側のベンチリポーターを置かないといけないので、しかたなくそこにアサインしたという感じで、ほとんど声も顔も出てこないというかわいそうな状況になっています。
 見る方もF.C.TOKYOを応援しようと思って見るわけですから、一体感があってイイですね。
 1日の初戦はアウェーの柏戦。ガンバレ、トウキョウ。

2014年2月24日月曜日

ロケみつ (TBS 月曜日 27時頃~)

 地上波デジタルに切り替わってTVを買い換えてから、TV番組を録画で見るようになりました。今までのTVには無かったHD録画機能がついていたから、というのはもちろん、ほかにもいくつか理由があります。
 (1) TVが一台になって家族それぞれが見たい番組を見られなくなった
 (2) 夜勤あり日勤あり、休日の曜日もまちまちで見たい番組をオンタイムで見られなくなった
 (3) 夜勤の休憩時間にTVを見ておもしろい深夜番組を発見した
 そのきっかけになったのが(3)で見つけたこの番組です。大阪毎日放送の人気番組ですが、東京では約1ヶ月遅れのTBS深夜枠で放送されています。
 吉本の若手芸人があるテーマを持って旅をしてその内容をBLOGに書いていきます。何本か並行して収録されたそれぞれの旅の企画もおもしろいのですが、ポイントは、そのBLOGに寄せられる応援コメントが1,000件に満たないと企画は終了という過酷な設定。コメントを集めるために番組を盛り上げる出演者やディレクターの頑張りが見所です。
 1ヶ月遅れなのでBLOGを見るとネタバレになってしまうのが東京では辛い所ですが、視聴者の反応がすぐに番組に反映されるというのはおもしろいですね。
 見始めた頃は国内を旅行していた早希ちゃん(桜・稲垣早希)が、今ではヨーロッパ横断に挑戦しています。ハプニングだらけの珍道中が楽しいですよ。

2014年1月28日火曜日

Big Fish - Tim Burton (2003)

 娘が孫の育児をしていて発見をしたそうです。
 「お父さん!子供をあやしながら適当な歌を作って歌うのって、うちだけらしいよ。」
 後日、似たような相談事をどこかの投書欄で見たことがあるので、これがわが家に限ったことではないのは明らかなのですが、少なくとも娘の周りにはそういう人はいないらしく、親と同じように口からでまかせの歌を歌っていたら驚かれたというのです。
 寝る前に聞かせる昔話なんかもけっこう適当に話していたので、それも笑い話になりました。
 うちの子たちはそれを自然に受け止めていたようですが、この映画では父親が繰り返し語って聞かせるほら話(わたしのでまかせ歌や話とはレベルが違いますが…)がもとで、父子の間に溝が生じてしまいます。その溝が埋まらないままに時が過ぎ、とうとう父に最後の時が訪れます。自身も父になろうとしていた息子は父と和解できるのか。
 最初に見た時には、いい話だったとは思ったものの、アメリカ映画には良くある父子和解映画の一つだな、ぐらいにしか思っていませんでした。それを最近見直して、これはティム・バートンの最高傑作かもしれない、とまで思うようになったのです。
 自分に孫が生まれたこと、親が年老いてだんだん先のことを考えざるを得なくなってきたこと。そんなこんなをめぐって過去から現代そして未来へと続いていく家族の絆のことを意識するようになったわたしの心のツボに見事にはまってしまったようです。
 わたしはあんな風に自分の父を見送ることができるだろうか。わたしはあんな風に残された人たちの心の中に残れるだろうか。そんなことを考えながらも、ラストシーンからエンディングロールの間、わたしはニコニコが止まりませんでした。涙ではなくニコニコ。とっても幸せな気持ちがあとからあとからあふれてくるのです。

 わたしは今でも子供向けの絵本が好きです。大人向けの小説には恋愛と殺人しかない(極論ですが)のに、絵本には愛も友情も冒険も不思議も謎も勇気も悲しみも夢もおいしいものもきれいなものも友達も恐竜も宇宙人も、そしてなんでもない日常も、あらゆるバリエーションのお話が詰まっていてワクワクさせられるのです。
 ティム・バートンの映画はそんな絵本の楽しさに似ています。この映画でもほら話の部分は内容もビジュアルも絵本そのものでした。でもそれが境目なく現実とつながっている。そこが彼の真骨頂です。そして、絵本が子供達に語りかけるように大切なことを教えてくれるのです。
 彼にしか作れなかった映画。大げさかもしれませんが、そんな気がします。