2012年11月24日土曜日

Grp Christmas Collection 1 - Various Artists (1988)

 それとは知らずに買ったLP時代の"December"(George Winston)を別にして、たぶん、初めて手にしたクリスマスのCDがこれだった気がします。音楽のジャンルに"Holiday"というのがあるのを、初めて知ったのもこの時でした。
 Grpに所属するJazz/Fusion系のミュージシャンたちによるオムニバスアルバムです。それまでJazzは小難しくて辛気くさい音楽、FusionはPopsに媚を売った軟弱なJazz、なんていうおかしな評価を持っていたのですが、このCDと出合い、Lee RitenourやDave Grusinなどの名演を聴いていっぺんで虜になりました。
 2曲を除いてインストゥルメンタルですが、定番のピアノ、ギターのほかにもフルート、サックス、ビブラフォンなどなど演奏のバリエーションが多様で飽きることがありません。
 よく知られている曲やテーマをアーティストの自由な解釈で演奏するというスタイルと、クリスマスパーティなどのBGMに洒落た音楽をかけたいというニーズが合うのか、Jazz系のクリスマスアルバムには良いものがたくさんありますが、そのなかでも上位を争う名盤と言ってもほめすぎではないと思います。

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