2013年12月13日金曜日

All I Want for Christmas - Tommy Emmanuel (2011)

 わたしの持っている輸入盤では、白髪混じりのおじいさんがコーヒーカップを片手に微笑んでいる写真がジャケットに使われています。おじいさんといっても当時は55才ぐらい、今のわたしと同じぐらいでしたね。
 予備知識もなく、その温かそうな写真に惹かれて手に入れたのですが、実は「アコギの神様」といわれている凄い人だったようです。
 あっ、「あこぎな商売」ではなく「アコースティックギター」のアコギですよ、お間違えなく。
 ジャケットを裏返すと、サンタクロースのような髭のおじいさんと二人で楽しそうにギターを弾いている写真が載っています。このJohn Knowlesと二人、曲によってはストリングスなども加えて、写真イメージの通りの優しく温かな演奏を聴かせてくれます。
 「神様」という称号から凄テクの超絶プレイを期待すると肩すかしを食らいますが、この心地よさはまさに神様に守られて迎えるクリスマス、という感じでしょうか。
 おじいちゃんの膝の中で小さな女の子がサンタさんの絵本を読んでいる。そんな幸せな家庭の雰囲気がどの曲からもあふれている素敵な一枚です。

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