なにもない雪原で、焚き火を囲んで暖をとる人々。凍った湖の上のようにも見えますが、まさか、そんなところで焚き火はしないですよね。でも、それができるぐらい寒いところなのかも、とも思えます。
夜が明ける前のしじまの時でしょうか。イエスキリスト誕生のお告げを聴く前の羊飼いたちのイメージにも見えます。
スウェーデンのアカペラグループです。
写真のイメージ通りの静かで敬虔なコーラスから始まり、ポップな曲も挟みながら素敵なクリスマスの夜を演出する歌声を聞かせてくれます。
ライブ録音もあって、ディナーショーに参加しているような雰囲気も味わえます。贅沢なディナーですね。
スウェーデン語の歌詞ももちろん、選曲も日本やアメリカのものとは違って新鮮です。なかでも、サンタ・ルチアにはビックリしました。
北欧では12月13日にルシア祭(聖ルチア祭)というクリスマスの前祝いみたいなお祭りがあって、その時にサンタ・ルチアが歌われるのだそうです。
船乗りの唄かと思っていましたが、北欧で歌われるものは歌詞もちがって聖ルシアを讃美する内容になっています。
言われてみれば、「サンタ」は英語なら「セイント(Saint)」。聖人のことですね。サンタルチアもサンタクロースもキリスト教の聖人の名前だということに、今さらですが気付かされました。
愛だの恋だのいう最近のクリスマスソングはもういいよ、という方にオススメ。心洗われる美しいコーラスを聴いて良いクリスマスをお過ごし下さい。
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