2011年12月25日日曜日

The Nightmare Before Christmas - Henry Selick(1993)

 今日はクリスマス。朝起きて、枕元にサンタさんのプレゼントはありましたか?
 多くの日本の人たちは、キリストの誕生日であるクリスマスではなく、お祭りとしてのクリスマスイブの方をメインイベントと考えていますよね。ですから25日になると、クリスマスツリーが門松に置き換わり、街は打って変わって静かで地味に装いを変えてしまいます。
 昔、婚期を逃した女性を「クリスマスケーキ」と揶揄する悪い冗談がありましたが、そのくらい、24日と25日の落差は大きく感じられます。私はそんな寂しいクリスマスの朝が昔から嫌いでした。
 以前、年末年始休みを利用してアメリカに旅行したことがあります。むこうではクリスマスから新年までを"Holiday Season"としてお祝いしますから、25日を過ぎてもクリスマスツリーやサンタクロースの飾りが街を彩っていました。なるほど私はこの方が好きだな、と思ったことを思い出します。
 さて、われわれとはまた別の意味でクリスマスを取り違えてしまったハロウィンタウンの面々が引き起こす騒動を描いたのがこの映画です。ちょっと怖くて不気味だけれど憎めないキャラクターたちが織りなす、せつなくて、でも最後には幸せな気分になれる物語はティム・バートン(原案・製作)の真骨頂ですね。ストップモーションアニメーションで生き生きと動き回るゴーストたちがキモカワいいです。
 クリスマスを過ぎても、是非! 何度でも観てください。

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