レコードもCDも持っていないし、そもそもこれ以外にこのグループの曲を聴いたことがないのに、たまに聴く機会があると妙に懐かしくつい一緒に口ずさんでしまいます。
♪Ah hey ma ma ma …
彼の地のことは詳しくありませんが、イギリスで北の町というとどの辺のことをいうのでしょうか。曲の調子からはコローが描くようなセピア色の田園風景が思い浮かびます。でも、歌詞からイメージされるのは厚い雲がたれ込める、栄光の時代を過ぎた工業都市。鬱屈した時を過ごす若者が、その思いを爆発させる瞬間があの、hey ma ma ma …の合唱です。英国サッカーの熱烈な応援風景もダブって見えてきました。
あっ、この感じ、不況の中ワールドカップに湧いた最近の心象風景にぴったり来るかも。
オーボエとティンパニーが効果的に使われていて、アコースティックでありながら静かなだけではない、静と動を見事に調和させたメロディーがいつまでも耳から離れません。
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