2010年11月11日木曜日

Wired - Jeff Beck(1976)


 歌の合間のギターソロで聴衆を釘付けにするものの、ふだんはボーカルの後ろに隠れていたギターが主役に躍り出た、全編インストゥルメンタルの歴史的アルバムです。
 "W"の順番なので"Wired"を持ってきましたが、本当は前作の"Blow By Blow"の方がわたしは好きです。WiredはJan Hammerの色が強すぎて、なんかなぁ、って感じ。ジャケットイメージの違いが音にも出て、Wiredは派手で商業的、Blow By Blowは通好みな感じがします。
 まぁ、どっちにしても当時のギター少年たちは、この二枚を聴いてBeckにあこがれましたね。わたしはギターを弾けませんが、Beckすげぇ、神!(当時はそんな形容詞はありませんから「カッコイイ!」ですね)と思って繰り返し繰り返しLPを聴きました。ロックからフュージョンやジャズに興味を広げていくきっかけを作ってくれたアルバムでもありました。
 それにしても"Blow By Blow"発表当時の邦題「ギター殺人者の凱旋」はひどかったですね。

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