「シェーン!カンバァーック!」
子供の頃、TVでよく観た映画です(Shane - George Stevens(1953))。行きずりのガンマンが悪者に苦しめられている家族を助け、そして去っていく話。小さな町や村によそ者が来てその土地や人々に変化をもたらしていくというモチーフはよく取り上げられる定番ですね。
夫婦げんかをしてアメリカの荒野に置いてきぼりにされたドイツ人の女性(ジャスミン)が、「バグダッド・カフェ」に立ち寄ります。しばらくの滞在の間に、不機嫌な女主人と対立しながらも、その人柄で、そこに集う人たちの暮らしを少しずつ変えていきます。でも、本当に変わったのは彼女自身だったのでは?
シェーンは帰ってきませんでしたが、ジャスミンは帰ってきました。パリはトラヴィスを救ってくれませんでしたが、バグダッドはジャスミンを温かく迎えてくれたのです。
アカデミーにノミネートされた主題歌"Calling you"のせつない響きが耳から離れません。
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